静岡きょうだい会とは

活動紹介

静岡きょうだい会は、「きょうだい」のための自助グループです。

※「きょうだい」とは、障害のある兄弟姉妹がいる方のことをいいます。


静岡きょうだい会では、「きょうだい」が集まり、これまでの経験やいま抱えている思いや悩み、そして将来への不安などを語り合う座談会や、制度や福祉サービスを学び合う勉強会を開催しています。

参加者同士で話すことで、自分の気持ちを言語化できたり、共感したり(されたり)、悩みの解決の糸口を見つけたりします。また、制度や福祉サービスについて学ぶことで、障害のある兄弟姉妹との関わり方を考え直したり、将来的な関わり方を考えるきっかけにもなっています。


参加された方からは、「私ひとりだけじゃないんだ、と気づけた」「自然と障害のある家族の話をすることが出来て気持ちがラクになった」「ほかの方の話を聞いて、いまモヤモヤとしている気持ちを整理することができた」「利用できるサービスを知ることができ、家族とも話し合ってみたい」などの感想をいただいています。


参加される方の年齢・居住地は問いません。

これまで10~70代の男女の方にご参加いただいており、活動拠点は静岡県富士市ですが、浜松や伊豆、そしてお隣山梨県などからお越しになる方もいらっしゃいます。コロナ禍においては、オンライン開催に切り替え、静岡県内外問わず全国各地からご参加いただいています。

また、兄弟姉妹の障害の種別もさまざまです。

これまで、軽度・重度の知的障害、脳性まひ、ダウン症など、また精神疾患や事故による脊椎損傷などの中途障害のある兄弟姉妹がいる方がご参加くださっています。(それ以外の障害や病気の方もいらっしゃいます。)


同じ立場の「きょうだい」と会ってみたい!話してみたい!そんな方はぜひご参加ください。


将来的には、こどもの「きょうだい(きょうだい児)」のサポートにも活動を拡げていきたいと思っています。第1弾として、2020年2月に富士市立こども療育センターみはら園様とコラボさせていただき、「小学生のきょうだいさんと遊ぶ会&お父さん向け講演会」を開催しました。

※活動報告はこちらをクリックすると、ご覧いただけます。

今後も継続的に活動をしていきたいと思っており、現在は構想を練っている最中です。


ご不明な点や気になることがある方は、お気軽にお問い合わせください。

静岡きょうだい会 代表 沖(おき)

Mail:shizuoka.kyodai@gmail.com


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代表プロフィール

静岡きょうだい会 代表 沖 侑香里 (写真一番右)

静岡県富士市生まれ。5歳下の重症心身障害児者である妹とともに育つ。

大学進学とともに実家を離れ愛知県にて一人暮らしを始める。25歳のときに母親を病気で亡くし、それを機に実家のある富士市に戻り、妹を看取るまで保護者としての役割を担った。

また、学生時代に「きょうだい」の概念を知り、愛知県はじめ各地の自助グループ「きょうだい会」の活動へ参加するほか、障害児者の保護者や支援者に向けた講演会や研修会にきょうだい当事者として複数回登壇。静岡県内では、2018年7月より講演活動を開始。

2018年11月、静岡県富士市を拠点に、障害のある方の「きょうだい」の自助グループ「静岡きょうだい会」を立ち上げ、今に至る。